ブルーロック(Blue Lock) 1巻 あらすじ・感想

サッカー / 少年 / 講談社
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日本サッカー界に突きつけられた残酷な現実。W杯で敗退した日本に欠けているのは、勝利を強奪できる唯一無二のストライカーだ。育成機関「青い監獄」へと集められたのは、全国から選抜された300人の高校生FWたち。潔世一は、人生を懸けた実験場に足を踏み入れる。指導者・絵心甚八が課すのは、組織の調和を全否定し、己のエゴを極限まで肥大させる狂気の生存競争だ。たった一人の英雄が生まれるまで、終わることのない殺し合いが今、幕を開ける。

⚠️ ネタバレを含みます。

最初の試練である「鬼ごっこ」は、わずか136秒の地獄だった。ボールをぶつけられた者が脱落し、監獄を去らなければならない。潔は動揺の中で己の武器を見失い、恐怖にすくむ。しかし、直感的に悟る。自分に必要なのは、献身的なパス回しではない。目の前の敵を冷酷に引きずり下ろし、ゴールを奪うための支配力だ。混乱の最中、潔は咄嗟の判断で至近距離にいた無名の対戦相手を撃ち抜き、生存の切符を掴む。だが、これは序章に過ぎない。同じ棟に収容された蜂楽廻の底知れぬ好奇心や、馬狼照英が放つ圧倒的な暴力的なまでの王の風格。彼らと対峙するたび、潔の脳内で眠っていた「空間認識」という異能が火を噴く。敗北こそが死を意味するこの場所で、潔は泥水をすするような敗北感を何度も噛み砕き、誰よりも冷徹なストライカーへと変貌を遂げようとしていた。心臓を高鳴らせる得点への執着こそが、己を生かす唯一の糧であると気づいたのだ。

開幕の鬼ごっこから潔の覚醒まで、あまりの熱量に心臓が持ってかれました。ただのスポーツ漫画かと思いきや、絵心甚八の狂気と青い監獄という閉鎖空間……最高のシチュエーションですね。特に蜂楽の底知れぬ好奇心と潔の空間認識が噛み合う瞬間には、ゾクゾクするほどのケミストリーを感じました。エゴこそが正義という極限の世界で、誰が誰を喰らうのか。推し同士のぶつかり合いに、もう思考が追いつきません!泥臭いまでの執着と勝利への渇望、ページを捲る手が止まらず既に再読確定です。尊い……。

著者金城宗幸 / ノ村優介
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2024-04-17
1巻1巻

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