はじめの一歩(Hajime no Ippo) 20巻 あらすじ・感想

ボクシング / 少年 / 講談社
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日本フェザー級の頂点へ向け、幕之内一歩がその魂を削り出す決定的な一冊。圧倒的な強さを誇る挑戦者を前に、一歩は単なる力任せの打撃ではない、鴨川会長から授かった「真のボクサー」としての矜持を証明する。重圧の中で拳に宿る重み、そして宮田一郎という存在を鏡のように見つめながら、一歩は己の限界を粉砕する。リングの四隅で交差するのは執念と技術。泥臭い努力が花開き、一歩の代名詞であるデンプシー・ロールが、かつてない精度で完成へと近づいていく。

⚠️ ネタバレを含みます。

千堂武士との対決を虎視眈々と狙う一歩の前に、立ちはだかるのは日本ランク上位に居座る技巧派の猛者たちだ。今巻、一歩は持ち前のタフネスを頼りにした正面突破に加え、カウンターの脅威を回避するインファイトの極意を体現する。特に注目すべきは、右拳に隠された破壊力だけではなく、左のジャブでいかに相手の呼吸を支配し、退路を断つかという戦術眼の向上だ。鴨川ジムの面々が見守る中、一歩は相手の連打を紙一重でかわし、心臓を打ち抜くような一撃を叩き込む。その光景は、もはや恐怖心すら克服した一人の闘士の姿そのものだ。対戦相手がリングに沈む瞬間、一歩の眼差しには驕りではなく、ただ次の高みを見据える静かな情熱が宿っている。セコンドの鷹村守が思わず感嘆の声を漏らすほどの、一歩のボクサー人生における「覚醒」の瞬間を目撃せよ。宮田との再戦という約束が、現実的な目標として輪郭を帯び始める、重厚かつ鮮烈な成長譚。

一歩の覚醒に魂を持っていかれた……!ただのパワーファイターから、戦術眼が冴える真の闘士へ。特に今巻の試合での一歩は、もはや恐怖すら克服した神々しさすらあって震える。鷹村さんですら認めるその進化、本当に尊い。そして何より、宮田くんという存在が彼を強くさせている事実に胸が苦しくなる。宿命のライバルを想いながらリングに立つ姿には、二人の再戦が現実味を帯びてきて尊すぎて無理。一歩の成長に涙腺が崩壊しそう。これは一生モノのバイブル。即座に再読確定です。

著者森川ジョージ
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2025-11-13
20巻20巻

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