はじめの一歩(Hajime no Ippo) 38巻 あらすじ・感想

ボクシング / 少年 / 講談社
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メキシコの荒野、フェザー級の頂点が火花を散らす。無敗の絶対王者リカルド・マルチネスに対し、天才ウォーリーが挑む世界王座戦。5ラウンド終了時点でリカルドの完璧な支配下に置かれたウォーリーだが、その表情に諦めはない。セコンド・ミゲルの導きにより、天才は己の限界を超える「最終奥義」を解禁する。リングの支配者はどちらか。ボクシング界の歴史が塗り替えられる決戦の第6ラウンド、運命のゴングが再び重低音を響かせる。

⚠️ ネタバレを含みます。

第6ラウンド、ウォーリーの変幻自在な動きが覚醒する。常識を超えた身体能力を駆使し、リカルドの死角を突く無軌道な連打。リカルドは長年守り続けた鉄壁のガードを初めて強引に突破される屈辱を味わう。しかし、王者は動じない。リカルドはウォーリーの野生的な直感すらも計算に入れ、致命的な一撃を当てるための「罠」を張り巡らせていた。ミゲルの祈りも虚しく、リカルドの突き出すジャブは、ウォーリーの視界の影から正確無比に鼻先を捉える。天才のステップが乱れ、リングを叩く衝撃が響く。だが、ウォーリーは倒れない。執念のカウンターがリカルドの頬をかすめ、会場の空気が凍りつく。技術と野性、経験と才能が衝突するこの瞬間、両者は互いのボクシング人生を懸けた深い領域へと足を踏み入れる。死闘の果てに待つのは、伝説の継続か、それとも新たな絶対者の誕生か。息を呑む攻防は、最終局面へと加速し続ける。

リカルド様とウォーリーの頂上決戦、もう最高すぎて語彙力消滅です……!絶対王者の完璧な支配に挑むウォーリーの天才っぷり、あの無軌道な動きで鉄壁のガードを破るシーンには魂持っていかれました。リカルド様が初めて味わう屈辱と、それを冷徹に計算し尽くす王者の貫禄がもう……尊い。天才の野生と王者の技術が交錯して空気が凍りつく瞬間、あまりの緊迫感に心臓が持ちません。死闘の果てに見せる二人の執念に震えが止まらず、続きが気になりすぎて再読確定。この極限状態の対峙、全人類必読です……!

著者森川ジョージ
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2023-07-14
38巻38巻

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