彼女、お借りします(Rent-A-Girlfriend) 14巻 あらすじ・感想

ラブコメ / 少年 / 講談社
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水原千鶴の亡き祖母へ捧げる映画制作。その夢を現実にするため、和也は覚悟を決めてクラウドファンディングを開始する。支援の輪は広がるが、脚本作りという壁が二人の前に立ちはだかる。プロではない二人が紡ぐ物語は、観客の心を動かせるのか。そんな中、隣室に越してきた八重森みには、和也と千鶴の嘘で塗り固められた関係性を一瞬で見抜く。秘密を共有する新たな協力者か、それとも恋路を乱す波乱の種か。すべてを懸けた映画製作が、歪な関係の均衡を突き破る。

⚠️ ネタバレを含みます。

クラウドファンディングの成功は始まりに過ぎなかった。和也は脚本という未知の領域に挑むが、素人目線の稚拙な筆致では、千鶴の亡き祖母が夢見た『観客を号泣させる映画』には程遠い。深夜のファミレスで頭を抱える和也に対し、千鶴は妥協を許さない。そんな張り詰めた空気の中、事態を掻き回すのは八重森みにの存在だ。彼女は持ち前の洞察力で「レンタル彼女」という関係の虚像を看破し、和也を追い詰めるどころか、千鶴への恋心を自覚させるべく強引に距離を縮めていく。和也にとって、みには窮地を救う女神か、平穏を壊す厄災か。脚本作成の過程で、二人は互いの家庭環境や、千鶴が抱える深い孤独の核心に触れていく。レンタルという偽りの契約が、映画完成への情熱によって少しずつ本音を孕んでいく過程は、もはや遊びではない。八重森の助言により、映画のラストシーンを巡る議論は激しさを増し、和也は千鶴のために全人生を懸ける覚悟を再定義する。彼らの手で紡がれるのは、果たしてどんな結末なのか。スクリーン越しに伝わるはずの嘘のない本心を求め、彼らは今日も走り続ける。

14巻、熱すぎます……!千鶴の夢を叶えるためにクラウドファンディングに挑む和也の覚悟、その背中に全私が泣いた。そこに現れた八重森みにちゃんのキャラが強烈すぎて、二人の歪な関係をグイグイ掻き回す展開に興奮を隠せません。深夜のファミレスで脚本に悩み、互いの孤独に触れていくシーンは尊いの極み……。レンタルという仮面が剥がれ、映画製作を通して本音が零れる瞬間がたまらない。二人の絆が映画の完成と共にどう変化するのか、次巻が待ちきれません。再読確定です!

著者宮島礼吏
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2020-03-17
14巻14巻

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