はじめの一歩(Hajime no Ippo) 2巻 あらすじ・感想

ボクシング / 少年 / 講談社
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鷹村守に導かれ、幕之内一歩が本格的に鴨川ジムの門を叩く。才能の片鱗を見せる宮田一郎への強烈な嫉妬と敗北感、それこそが少年を突き動かす原動力だ。泥を啜るようなロードワーク、筋肉が悲鳴を上げる反復練習。華やかな栄光を夢見るのではない。ただ、自分が強くなれるのかを知りたいという渇望。リングの四角いキャンバスに立ち、一歩が拳に込めるのは、臆病だった過去との決別と、自分自身を証明するための、熱く重い一撃である。

⚠️ ネタバレを含みます。

宮田一郎とのスパーリングで味わった、圧倒的な距離感と技術の差。それは一歩にとって絶望ではなく、初めて見つけた「超えるべき壁」となった。鴨川会長の厳しい指導のもと、一歩はひたすら基本に徹する。パンチを打つための土台、すなわち下半身の強化だ。どれだけ倒されても立ち上がり、拳が腫れ上がろうとも打ち続ける狂気じみた努力は、やがて「ガゼルパンチ」の萌芽となる予感を周囲に与える。そして迎えるプロテスト。対戦相手の小田は、天才気取りで一歩を格下と見なし侮蔑するが、一歩が放つ練習の成果は、小田のガードを突き破り、その傲慢な鼻っ柱をへし折る。ボクシングに魔法はない。あるのは、恐怖に震えながらも拳を突き出し続けた者だけが手にする、血の滲むような勝利のみ。小田をキャンバスに沈めた瞬間、一歩の瞳に灯ったのは、単なる勝者としての昂揚ではなく、ボクサーとして生きていくという、抗いようのない覚悟そのものだった。

一歩と宮田くんの距離感に悶絶…。天才・宮田くんへの強烈な劣等感が一歩を突き動かす展開、あまりに尊すぎる!会長の厳しい指導を血の滲む努力で食らいつく一歩の姿は健気で目が離せません。特に小田戦、傲慢な相手を一歩の重い拳が打ち抜くシーンには持ってかれました。ただの強さじゃない、自分を変えたいという一歩の悲痛なまでの覚悟に涙腺が崩壊。あんなに臆病だった子が、リングの上で瞳を輝かせる姿にはもう一生ついていきたいです。これから二人の関係がどう深化するのか、再読確定です。続きが気になって夜しか眠れません!

著者森川ジョージ
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
2巻2巻

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