ニセコイ(Nisekoi: False Love) 24巻 あらすじ・感想

少年 / ジャンプ / 集英社
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ペンダントの錠が解かれ、ついに開示される約束の記憶。偽りの関係は限界を迎え、楽は千棘と小咲、二人の少女のどちらに己の心を捧げるのか、残酷なまでの二択を迫られる。50年に一度の流星群が降り注ぐ夜、幼き日の約束が現在の恋心と交錯し、全ての嘘が剥がれ落ちる。互いの幸せを願い、あえて身を引こうとする優しさが、かえって痛々しく胸を刺す。虚構の恋人という役目を終えた先、最後に二人が辿り着く唯一無二の結末を見届けよ。

⚠️ ネタバレを含みます。

千棘が去った後、楽は自身の内に潜む揺るぎない感情を直視する。小咲への憧れは確かにあった。しかし、騒がしく日々を彩り、弱さを曝け出せる相手は、常に千棘であったという事実に辿り着く。一方、物語の鍵を握る絵本の中に綴られていたのは、誰かを選び、誰かを捨てるという悲劇的な選択の教訓だった。千棘は自分の気持ちを隠し、小咲と楽の背中を押そうとするが、その献身こそが楽の心を千棘へと決定的に引き寄せる。楽は山頂へと疾走し、千棘が去りゆく直前に彼女を抱き留める。そこで告げられた言葉は、ニセモノという枷を完全に打ち砕くほどに重く、真っ直ぐな愛の誓いだった。小咲との約束の記憶は、あくまで過去の思い出として胸にしまい、楽は今、目の前にいる少女の手を二度と離さないことを誓う。小咲もまた、楽の瞳に宿る覚悟を見て、自らの失恋を悟りながらも、親友の幸福を祝福するという切なくも美しい決断を下す。嘘から始まった狂騒曲は、ようやく真実の愛という終着点へと静かに降り立つ。

24巻、本当に尊すぎて感情が追い付かない……!小咲ちゃんへの想いも過去として昇華させ、自分の本心と向き合う楽くんの覚悟に全私が泣いた。千棘ちゃんを追いかけて山頂で抱き留めるあのシーン、ニセモノから本物へ変わる瞬間が最高にドラマチックで脳内再生が止まりません。千棘ちゃんの献身的な優しさと、全てを受け入れた小咲ちゃんの切なすぎる強さ……。あぁ、もう言葉にできない。何度も読み返したくなる至高の完結巻です。二人の未来が幸せでありますように。再読確定!

著者古味直志
出版社集英社
レーベルジャンプコミックス
発売日2016-08-04
24巻24巻

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